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小学生Q&A



鳥取県の二十世紀梨はどんな梨ですか?

二十世紀梨は、皮の色が緑または緑黄色の「青なし」を代表する品種で、収穫(しゅうかく)する時期は8月下旬から9月下旬です。皮が薄いので傷つきやすいですが、日持ちはとてもよい果物です。
葉や実に黒い斑点ができる黒斑病(こくはんびょう)に弱いという特徴(とくちょう)があります。

その梨は何で二十世紀梨とつけたんですか?

二十世紀梨は、明治21年に千葉県の松戸市(まつどし)で松戸覚之助(まつどかくのすけ)という人によって偶然(ぐうぜん)発見されたものです。名前は、種苗商の渡瀬寅次郎(わたせとらじろう)が東京帝国大学(現在の東大)の池田伴親(いけだともちか)という先生と相談して、やがてくる二十世紀を記念するようにと、明治31年「二十世紀梨」と名付けられたそうです。

その梨はどのくらい有名ですか?

二十世紀梨は、全国の生産量の約半分が鳥取県で生産されていて、輸出もしています。二十世紀梨が発見されたのは千葉県ですが、日本一の栽培面 積になるまで育てたのは鳥取県で、「鳥取砂丘」と並んで鳥取県を代表する有名な果 物になりました。

1本の木に何個くらい梨がなるんですか?

梨の樹の年齢にもよりますが、普通1本の樹に300個から400個の実をならせて袋をかけて栽培します。収穫され出荷されるのはそれよりもうすこし少なくなります。
梨の木は、ただ実をつけるだけなら、植えてから25年くらいの樹で1,500個くらいは実をつける力を持っているようです。

梨についているつぶつぶは何ですか?

梨のつぶつぶは、ペントサンやリグニンという成分でできている石細胞(せきさいばう)と呼ばれるものです。石細胞は、腸を刺激(しげき)して排泄(はいせつ)活動を助けます。
石細胞は消化があまり良くないので、梨をたくさん食べるとお腹がゴロゴロするのはそのせいです。

梨にはどんな栄養があるのですか?

梨はカリウムを比較的多く含んでいるので(梨にかぎらずカリウムを含んでいる果物は多いです)利尿(りにょう)作用があります。(おしっこが良く出るということです)
また、梨は体を冷やす効果があります。かぜで熱が出たりした時などは梨を食べると熱を下げ、のどの痛みにも効果 があるようです。
そのほかタンニンという成分は、アルコールの排泄をすすめるので、大人が酒の飲み過ぎでなる二日酔い(ふつかよい)にも効果があると言われています。

梨は何年くらい前から作られているんですか?

鳥取県で売るための梨(赤梨)が植えられたのは明治14・15年ごろといわれています。二十世紀梨が初めて鳥取県に植えられたのは明治37年のことです。鳥取県の古い記録によると梨そのものは10世紀ごろにはあったようですが、きっと今のような立派な梨ではなかったと思いますよ。

どうして梨という名前なのですか?

ウーム!これはむつかしい質問ですね。古い文書には梨子(なし)と書いてあるので、語源(ごげん)は中国にあるとおもうのですが、良くわかりません。

梨を作った人はだれですか?

梨の祖先は今のチベットの山地で、そこから西方へ行ったのが西洋梨となり、東方へ行って中国梨、日本へ渡って日本梨となったといわれていますが、もともと誰が作ったのかはわかりません。いま私たちが食べている果物は長い年月をかけて品種改良(ひんしゅかいりょう)されて、おいしく食べられるようになったものです。鳥取県に初めに二十世紀梨を導入(どうにゅう)したのは、北脇永治(きたわきえいじ)という人だということは分かっています。最初に植えられたのは10本だったそうです。その内の3本は今も残っていて、毎年立派な実をつけていますよ。

どこの県が有名ですか?

梨のおもな産地は鳥取県のほか、茨城県・千葉県・長野県・福島県です。また、山形県はラ・フランスという西洋梨を作っていて有名です。

梨農家の問題は何ですか?

梨の中でも二十世紀梨は、葉や実に黒い斑点ができる黒斑病(こくはんびょう)に弱いという特徴があります。このため農家は病気から実を守るため、実の小さい時から2回も1個ずつ袋をかけるという作業をします。
また、二十世紀梨は自家受粉(じかじゅふん)=(自分で勝手に交配すること)しないので人工交配(じんこうこうはい)する作業も必要です。
●交配とはオシベの花粉がメシベにくっつくことを言います。
●人工交配とは人間の手でオシベの花粉をメシベにくっつけることを言います。
そのほか、良い芽を残して、いらない枝を切り落とす剪定作業(せんていさぎょう)や大きな実にするための摘果 作業(てきかさぎょう、またはてっかさぎょう)もあります。
土づくり作業も大切な仕事です。
このように農家の人は一年中いろいろな作業をするのですが、せっかく一所懸命つくった梨も台風や病気などで収穫が少なくなることもあります。値段も高く売れるとはかぎりません。また、農家の人もお年寄りが多くなって作業がきつくなっています。
このような理由で梨をつくる農家は少しずつ減ってきています。

梨をつくるには、だいたい何日かかりますか?

梨をつくる作業は一年中あります。木は草と違い年中生きているので、いつも世話をしてやる必要があります。いま鳥取県で一番古い二十世紀梨の木は100歳を超えています。 二十世紀梨の実が食べられるようになるのは、梨の花が満開の時(四月中旬ごろ)から数えてだいたい135日目くらいです。同じように花が満開の時から毎日の平均気温を足していって<これを積算温度(せきさんおんど)と呼びます>3,000度Cくらいになった時が収穫(しゅうかく)の目安となっています。 梨も種類によって出来る時期が違うので注意してね。

梨の正しい育て方はどうですか?

梨の正しい育て方は、一冊の本になるくらい色々な作業があって、簡単にお伝えすることができません。梨にかぎらずすべての果物や野菜に共通するのは、良い土をつくることと、ていねいに手入れをしてやることです。その植物の特徴を良く知って、ていねいに世話をしてやると立派な花や実をつけます。人間も同じことだと思いますよ。

梨は何人で100個できるのですか?

普通、1本の樹に300個から400個くらいつくるので、100個であれば樹が1本あれば良いということになります。1本の樹なら1人でもつくることができます。大人になったら挑戦(ちょうせん)してみてください。

梨はどこが一番おいしいのですか?

梨の一番おいしいところは、おしりです。芯(しん)の近くは甘味が少なく、酸味が強いので、大きく取りのぞいてください。軸(じく)は細いほうが良いとされています。